ZIGGY
WHAT NEWS!?
普通のロックバンドがやらないようなトライは
たくさんしてるよね
宮脇”JOE”知史/1996年インタビューより
デビューから在籍した徳間ジャパンを離れ、マーキュリーに移籍しての第1弾。このアルバムは、ZIGGY周辺の様々な変化の中、発表されたものだった。レコード会社移籍もその一つだが、何よりも大きい変化は、ドラムに元44マグナムの宮脇”JOE”知史が、正式に加入したことだった。彼は、それまでもLIVEやレコーディングでZIGGYのサポートをしていたが、それらの活動の中、森重、戸城コンビは、これ以上の人選は無いとの判断をしたのだった。さすがに多くのミュージシャンからヘルプのオファーが後を立たない名ドラマーだけあって、多彩な表情を見せる各楽曲に見事に的確なスティックさばきを聞かせてくれている。またこの頃、戸城の髪型がまるで若いパンクスのように変化し、周囲を驚かせている。
さて内容だが、前作のテクニカル路線がLIVEでの再現が難しいにの苦労した反省からかシンプルな演奏に戻っている。しかし楽曲の多彩さはZIGGYの全アルバムの中でも際立っており、柔軟とりまぜたZIGGYの芸風の展示会といった趣だ。シンプルなR&Rを提示した森重の[2][5][10]が従来のファンにはうれしいだろう。全般的に久々に森重色の強いナンバーが印象に残る。
一方、戸城は「ZOO&RUBY」路線の完成形ともいうべき[7]や、EASY WALKERSのjah−Rahが、素晴らしいパーカッシヨンを叩いている[13]で存在をアピール。特に[13]は、ドラムループを挿入して、独特の味を出すのに成功している。この曲や[3]に代表される彼のディストーションサウンドのベースがハードな味付けに一役買っている。ベーシストとしての戸城はこのアルバムから自分の求めていたサウンドを獲得したようだ。
なお大ヒットした[11]は、シングルとは別バージョン。ドラムとベースは同じテイクだが、ボーカルとギターは録り直している。シングルの本田毅のギターと比べてみるのもおもしろい。
なお、アルバムタイトルはエンジニアのスタン片山氏の命名である。
※この記事は過去に運営されていたファンサイトの記事を元に再構成させていただきました。


