SNAKE HIP SHAKES
WORST -VERY BEST OF SNAKE HIP SHAKES-
商品番号(限定版):MECR-3019
商品番号(通常版):MECR-2004
Release Date:2003.12.21
Produced by:SNAKE HIP SHAKES
最高位:149位
振り返って現状よりも過去がいいという状況ではないので
前向きに出せるかなと思った…というのはありますね。
森重樹一/「BURRN!」2004年1月号 インタビューより
がむしゃらに走り続けた誇り高き美しき日々を総括したSNAKE HIP SHAKES時代のベストアルバム。選曲的には[6]、[11]のように決して代表曲とは言えない作品も収録されているが、これはポップな曲ばかりにならないようにバランスを考えての選曲らしい。
このアルバムでは何と言っても、新録音した未発表曲2曲が収録されているのが目玉だが、[8]はSNAKE HIP SHAKESの1st LIVEでも披露されていた津谷の曲。メロディの起伏も大きく、複雑な構成を持った難曲で、LIVEでも今ひとつまとまりが悪かったが、今回新たに録音されたバージョンではすっきりとまとまっており、素晴らしい仕上がりだ。
もう一つの新曲[16]は「NEVER SAY DIE」のアウトテイクで、デモバージョンの仮タイトルは「やっぱりビートルズ」だったというミディアムテンポのバラード。結局、松尾のキャラクターとLIVEの再現性を考えて、このアレンジに変更したとのこと。森重のハーモニカの響きが美しい。
また初回限定盤(DVD LIMITED EDITION)のみ、渋谷ON AIR EAST、下北沢CLUB251、新宿LOFT、高田馬場AREA、渋谷AX、原宿FAB(SNAKE HIP SHAKESのLAST GIG)から選ばれた15曲のLIVE映像が収めたDVDが付いている。ハッキリ言って画像はブートレッグを思わせる荒い映像だが、構成が若干異なる[1]やLAST GIGの貴重な映像[8]~[15]まで8曲が収められるなどファン必見の内容である。
万人が納得のいく選曲のベスト盤というのは難しいものだが、このDVDが、ベスト盤の選曲からもれた佳曲をうまくフォローしている構成になっている。よって、このアルバムは2枚組の初回限定盤の状態で評価されるべき作品のだろう。
※この記事は過去に運営されていたファンサイトの記事を元に再構成させていただきました。